エステサロンでの脱毛に関する苦情
1990年代前半にエステトラブルが注目されたときは、脱毛に限らず痩身や美肌マッサージといったサービス業務も問題として取り上げられていましたが、業界側の素早い改善により苦情も沈静化していきました。
その後、レーザー脱毛など新しい技術が導入されたのに合わせるようにこの10年ほどの間に、再び苦情件数が増加傾向にあります。
その内訳は、脱毛に関するトラブルの報告が大半を占めている様で、なかでも多いのが脱毛による皮膚トラブルの被害です。例えば、腫れや火傷、色素沈着、かぶれ、化膿などのトラブル事例が報告されていますが、特にニードル脱毛による苦情が目立つようです。
苦情の実例
その他にもエステサロンで永久脱毛をしたがすぐにまた生えてきたという苦情も少なくないようです。そもそも永久脱毛は医療行為とみなされているため、医師のいないエステサロンでの永久脱毛は違法行為となります。
無許可でレーザー脱毛を行い、火傷を負わせたとして刑事事件に発展したケースもあります。有資格者のいないエステでは、「永久脱毛」という言葉を使用すること事態が違法とみなされています。
契約上の金銭トラブルも数多く報告されています。効果がなかったので解約を申し出たが拒否された、高額なローン契約を無理やり結ばされた、安さにつられて契約したが、不要な化粧品類を無理やり買わされたといった事例があります。
クーリングオフの適用期間が過ぎた途端、強制的に高額コースへ変更させたり、中途解約不可能の文言を分かりにくいところに付記して、契約後に知らせたりするなど悪質なケースもある様です。
被害者にならない為には
国民生活センターでは、被害にあわない為の対策ポイントをいくつか紹介していまが、まずはすぐに契約を結ばないようにします。お試しキャンペーンや無料体験等があるエステを選び、施術者の技術水準や衛生面、評判などをチェックします。契約時には、施術期間や効果の程度、痛みの有無、副作用や合併症を発症した際の治療費負担と契約延長の保証、担当者の変更が可能かなどを確認します。
中途解約が可能か、解約した際の手数料はどのくらい発生するのかも明記された標準契約書で取り交わし、施術完了後まで控えを大切に保管して置くことも必要です。
最近は、脱毛エステサロンの評判や施術の良し悪しが詳しく検索できるサイトも数多くあるので、体験者の口コミ情報を参考にして選ぶ事も被害対策に有効な手段のひとつです。もちろん国民生活センターの情報も非常に参考になります。
